神戸の街を一望できる神戸市役所1号館の展望階!
束の間の観光・・・ではありません。 視野を広く、街全体を考えた行動を!
お盆休暇も終わった8月終盤の月曜日。
「平成30年度の神戸市予算編成に対する最重点要望」と題して
自由民主党神戸市会議員の先生方との意見交換会に、会長の東、
副会長の森田、奥谷の3名が出席して参りました。
花とみどりを通して神戸市を中心に、公園や緑地帯の整備及び改修、また、
それらの維持管理などを行政の指針により携わっておりますが、現場でどうしても
改善して頂きたい事項や、問題点などをテーマに、市民の皆様にとって、さらに
造園を生業にしている仲間、そしてその業を担う未来の人たちの為に繋がる
意見・要望・提案などの話合いが行なわれました。
今回は、街路樹の剪定、管理に関わる業者選定の仕組みや、街路樹管理の
品質向上のための技能・資格者を従事させる重要さ等に絞り込み話し合い
ました。
街路樹剪定という工種は、ご存知の通り、高い所に登り、車両や人の往来が
多い所での業務。 全国の建設業の死亡事故のデータを見ても、墜落・落下と
交通事故での割合が、50%を超える現状であるのに、この工種に関わる
業者選定には、専従資格者の常駐や建設業の許可をも必要としない現状。
入札の公平・公正の理念は理解するも、ダンピング競争の中、死亡事故を
防ぐ安全対策を 企業努力だけに押し付けたままの仕組みでは、根本的な問題
の解決は不可能であり、さらに50年以上前に規定された神戸市の入札の枠組みで
運輸や清掃、洗濯などと同等の軽作業扱いとは、現状の実態が大きくかけ
離れたものでることなどを知って頂きました。
超高齢者社会や主要な産業の変化、新しい街づくりなど、社会の変遷の中で
現状の課題をできるだけ改善し、次の担い手の為の仕組みづくりができれば
と願いつつ、今後もこのような活動にも努力したいと思います。
皆様のご理解、ご協力があれば幸いに思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。