一般社団法人神戸市造園協力会
あいな里山公園

木々の紅葉が色濃くなるとともに、里山の実り物は秋から冬を伝えようとしてくれています。

  • 春の七草のひとつスズシロ(大根)です。立派に育っています。
    • 干し柿の食べごろを待つ里山の住民(案山子)。
  • 季節の入れ替わりが感じれる、あいな里山公園です。
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    夜が長くなり、露が冷たく感じられるようになりました。
    田んぼでは、順調に稲刈りが進んでいます。

    空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなりました、あいな里山公園です。

    また、野草に目を向けると、秋の野菊のひとつであるノコンギクや、

    リンドウが咲き始めました。リンドウは晩秋から初冬にかけて咲きます。
    ぜひ、野の花が教えてくれる秋の深まりをあいな里山公園で感じてみてください。

     

    今年のお彼岸も田畑のヒガンバナが咲き揃い、
    秋の里山景観を日々楽しむことができています。

    朝夕の肌寒さを少しずつ感じるようになり、
    いよいよ稲刈り作業の時期を迎えたあいな里山公園です。

    10月1日・2日・8日・9日・10日は「あいな里山 秋フェスタ2022」が開催されます。
    みなさまがお楽しみいただけるように、各種催しをご準備しています♪

    ※詳しくは、あいな里山公園までお問合せください。

     

    24節気では「処暑(しょしょ)」を迎えました。
    処暑とは、暑さが少し和らぐ頃のこと。
    あいな里山公園でも、少しずつ秋らしい風景になってきています。
    田んぼでは、稲穂がだんだん垂れ下がってきました。

    今の時期は、稲が光合成でデンプン(ブドウ糖)を生産し、穂に送り込んで
    米を充実させていく「登熟期(とうじゅくき)」です。

    今年の8月は、大雨の降る日が多いです。
    「雨ニモマケズ」、立派に実って、田んぼを金色に染めてほしいです!

     

    「大暑」の頃、あいな里山公園でも夏真っ盛りを、額に流れる汗とともに感じています。

    さて、白拍子の家の庭先を、あやめ垣と鉄砲垣を組合せた竹垣と、低木の植栽でリニューアルしました。

     

    四季を通じて棚田に佇む里山の古民家の雰囲気を楽しんでいただけるようになりました。

     

    秋の七草でありますキキョウとカワラナデシコが咲き始め、
    いよいよ「立秋」が近づいていますが、暑さはまだ続きそうです。
    少しでも暑さ払いができますように、長屋門では打ち水代わりの「ハスシャワー」で、
    ささやかな涼を感じていただけるようにしています。

     

     

    24節気では、「夏至(げし)」を迎え、これから夏の盛りへと暑さが日に日に増していきます。
    あいな里山公園では、7月2日、3日に「あいな里山 夏フェスタ2022」の開催が予定され、
    人気の「やまもも摘み体験(事前申込)」も予定されています。

    写真の赤い実がヤマモモの果実です。
    ヤマモモとは、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹で、果実は甘酸っぱくてジューシー
    な味ですが、傷みやすいため市場にあまり出回っていない「レアな果実」です。

    藍那地域では、ヤマモモの木がたくさんあります。かつては田んぼ作業の合間の
    おやつや水分補給のためヤマモモの実を食べていたそうです。
    また、摘みとったヤマモモの実を夏の便りとして親せきや知人に贈る習慣もあったそうです。
    ヤマモモはかつての藍那地域に欠かせない果物だったのでしょう。

    写真の植物は「ササユリ」です。野草の中では圧倒的に華やかで人気の高い花です。

    市民団体が管理している野草園をはじめ園内では、昨年より多くのササユリが咲き、6月中旬の
    開花ピーク時には、写真撮影や観察などをして、たくさんの方に楽しんで頂けました。

     

    さわやかで過ごしやすい気候になりました。
    24節気では、そろそろ「芒種(ぼうしゅ)」を迎え、いよいよ田植えの季節です。
    あいな里山公園では、田植えの準備が進められ、
    水が入った田んぼの周りではカエルたちが合唱しています。

     

    公園には19枚の水田があり、そのうち17枚の水田において、
    プログラムや市民団体、学生や管理センター等により田植えが行われます。
    田植えは6月16日まで行われる予定です。
    また、5月28日・29日・6月4日・5日は「田植えまつり」が開催されます。

    田植えまつりでは、「田植え体験(事前申し込み)」が行われています。
    写真は5月29日の様子です。

     

    この田植え体験は、事前申し込みのプログラムですでに定員いっぱいです。。。
    興味のある方は来年申し込んでみてくださいね!
    田植えを見ることはできますので是非ご来園ください!

    28日には、田植え唄に合わせて早乙女による実演が行われました。
    早乙女とは、田の神様に豊作を祈り、花笠姿で田植えをするならわしのことです。
    今年も、病虫害に負けず、いい稲に育ちますように!

     

    GWの里山を楽しもうに向けての植物維持管理

     

    あいな里山公園の4月は、サクラやツツジの開花リレーや新緑でとても華やかです。
    右側の写真の花はモチツツジです。藍那地域では「もちばな」と呼ばれ、
    この花が咲くころ苗代に水を張り、種もみをまいて田植えに備えていたそうです。

      

     

    あいな里山春フェスタ GWの里山を楽しもう(4月29日~5月5日)に向けて、
    作業班による植物維持管理作業が4月25日から28日まで実施されました。
    里山の自然が特徴の本園は、野草も楽しめるように維持管理をしています。

      

     

    水田では、水を張る準備が進められ、
    畑では、トウモロコシ等の夏野菜の植付けが始まっています。
    着々と季節の巡るあいな里山公園をぜひ楽しんでください。

       

     

    あいな里山公園では、1月13日に「あいな初まつり」のメインイベントである、とんど焼きが開催されました。
    とんど焼きは、二十四節季七十二項の、小寒 次項 水泉動く(スイセンうごく)にあたる時期に催される伝統的な行事です。

    とんど焼き

    家々に1年の実りと幸せをもたらすために、高い山から降りてくると考えられている
    新年の神様「年神さま」、正月には、年神さまを心から歓迎するため門松やしめ飾り、鏡餅を飾りします。正月飾りはお迎えの為のものなのでいつまでも出しておくものではありあせん。役目を終えた正月飾りや門松は、「とんど焼き」で燃やして、年神さまを天へお送りします。

    とんど受付
    太鼓

    神戸鈴蘭台高等学校 和太鼓部「をとこ組」による、太鼓の演奏がとんどを盛り上げ、火入れ式が始まります。とんどの受付では、役員のみなさまにご協力いただきました。

    今年の漢字
    とんど焼き 2

    火入れ式では,あいなの今年の漢字がお披露目されました。今年の漢字は「楽」です。
    昨年は震災や豪雨等日本各地で大変な一年になりましたので、今年は楽しいことがありますようにと選ばれました。多くの方に公園で楽しく過ごしていただきたいです。
    点火は、公園に来てくれた子供たちも一緒に行いました。大きな炎で迫力満点でした!
    燃やした後の灰を持ち帰られる方もおられます。

    書道 2
    書道1

    今年は、書道アーティスト岡本晃典(おかもとあきのり)さんによる、書道パフォーマンスが行われました。棚田の真ん中で、巨大筆を用いて、今年の一文字「楽」を描いていただきました!お客様は棚田を囲んで書道パフォーマンスを楽しみました。

    とんどおもち1
    とんどおもち 2

    藍那地域では、割ったメダケにおもちを挟んで、その火で焼いて食べ、五穀豊穣、
    無病息災を祈るならわしがあります。
    あいな里山公園では、先着200名様のみですが、藍那の風習を振舞われました。

    ピザふるまい
    ピザふるまい2

    今年は、おもちのふるまいだけでなく、ピザのふるまいも行われ、大人気でした。
    焼け待ちの行列ができ、スタッフは大忙しです。

    ホットドリンク売店
    たき火管理

    神戸市造園協力会は、売店「里山ホットドリンク」の販売、とんど焼きの、たき火の管理など
    で協力しました。ホットドリンクは、公園で採れたショウガを使ったショウガドリンクをのほか、カリン、ユズ、カルピス等販売し、大好評でした。
    他にも、たき火の管理などいろいろと役員の皆様にはご協力をいただきました。
    一日大変でしたが、お疲れ様でした!

    他の売店
    むかしあそび2
    むかしあそび1
    野草くらぶドングリ
    古民家周りの賑わい

    市民団体のみなさまの売店やむかしあそび、ドングリを使った工作なども人気で、お客様も市民団体のみなさまも楽しく過ごせた「あいな初まつり」でした。
    青空の下、いつもの静かな公園と違って賑やかな一日でした。

    あいな里山公園 植物管理課 田中

     

     平成30年、年が明け神戸市造園協力会の活動もスタートしました。
    初活動はあいな里山公園「あいな初まつり」にて警備応援と売店出店です。
    この日のメインイベントはとんど焼きです。園内の竹林より伐採した竹を組み、
    入園者より持参いただきました書初めや正月飾りをつけて無病息災・五穀豊穣を
    祈念し勢いよく燃やします。 

     もちろん当協力会は益々の発展と会員企業の安全作業を心底に秘め
    参加しています。

     さて1月14日(日)は晴天の空のもとAM9:30に長屋門前集合です。
    この日集まった会員は総勢12名です。一様に普段着慣れた作業着から
    防寒具を身にまとい、会長挨拶そして植物管理課課長より実施説明を受けて
    役割分担し、各々持ち場につきます。

     瞬く間に入園者が増えます、はやく暖をとってほしいとロケットストーブで
    お出迎えします。

     こちらは売店の模様です。販売させていただきましたのは手作りの
    「里山ホットドリンク」です。人気のドリンクは売切れるほどの盛況ぶりで
    90杯売りました!会長も終始笑顔です。

     こちらはとんど焼き受付の模様です。燃やしたい正月飾り等から金具や
    ビニールの燃えないもの燃やしてはいけないものを取り外します。
    多くの入園者が次々お持ちになられます。

     AM10:30になりました、火入れ式の模様です。
    先ずは学生たちによる和太鼓の演奏で威勢よくはじまります。
    いよいよ火入れです。種火には阪神淡路大震災の希望の灯を使います。
    火は竹組みを駆け上がり、近くにいると熱感を肌で感じます。
    全てを焼き尽くし、無事に「よい年にしましょう!」と想いを祈念できました。

    この日はとんど以外にも各種イベントをたくさんおこなっています。
    少しはなれた交流広場でも我々はお手伝い「栗のつかみ取り」です。
    既に栗は完売していますがイベントを最後まで盛り上げます。
    このように終始「あいな初まつり」を様々な側面より盛り上げることができました!

    結びに平成30年も神戸市造園協力会は本業にはとらわれなく、各種事業へ
    積極的に参加参画を進めます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    神港農園芸株式会社 大森基樹