去る11月24日(月休)、武庫離宮造営100年を記念した講演会が、
シーサイドホテル舞子ビラで、開催されました。
昭和42年の今上天皇ご成婚記念公園として開園した須磨離宮公園の
前身が皇室の別荘であった武庫離宮であり、その造営100年の記念講演
という事で、200名を越す大変多くの方が参加されました。
当協力会からも休日を押して10名が参加いたしました。
講師には元宮内庁職員で建築史家である、浅羽英男氏から
日本の離宮(桂離宮~武庫離宮)というテーマで、
日本庭園研究家の西 桂氏からは、「武庫離宮庭苑と福羽逸人」という
テーマで講習を頂きました。
明治期から大正期に全国に11箇所あった離宮のお話や、武庫離宮の
工事に携わった方々の話、また、福羽氏が離宮造営にあたって用いた
装石(数十個の石を3重ねてひとつの大きな景観を表現)の手法など
興味深いお話を聴くことが出来ました。
離宮公園に現在関わるものとして、非常に参考になる講習会でした。