あいな里山公園では、1月13日に「あいな初まつり」のメインイベントである、とんど焼きが開催されました。
とんど焼きは、二十四節季七十二項の、小寒 次項 水泉動く(スイセンうごく)にあたる時期に催される伝統的な行事です。
家々に1年の実りと幸せをもたらすために、高い山から降りてくると考えられている
新年の神様「年神さま」、正月には、年神さまを心から歓迎するため門松やしめ飾り、鏡餅を飾りします。正月飾りはお迎えの為のものなのでいつまでも出しておくものではありあせん。役目を終えた正月飾りや門松は、「とんど焼き」で燃やして、年神さまを天へお送りします。
神戸鈴蘭台高等学校 和太鼓部「をとこ組」による、太鼓の演奏がとんどを盛り上げ、火入れ式が始まります。とんどの受付では、役員のみなさまにご協力いただきました。
火入れ式では,あいなの今年の漢字がお披露目されました。今年の漢字は「楽」です。
昨年は震災や豪雨等日本各地で大変な一年になりましたので、今年は楽しいことがありますようにと選ばれました。多くの方に公園で楽しく過ごしていただきたいです。
点火は、公園に来てくれた子供たちも一緒に行いました。大きな炎で迫力満点でした!
燃やした後の灰を持ち帰られる方もおられます。
今年は、書道アーティスト岡本晃典(おかもとあきのり)さんによる、書道パフォーマンスが行われました。棚田の真ん中で、巨大筆を用いて、今年の一文字「楽」を描いていただきました!お客様は棚田を囲んで書道パフォーマンスを楽しみました。
藍那地域では、割ったメダケにおもちを挟んで、その火で焼いて食べ、五穀豊穣、
無病息災を祈るならわしがあります。
あいな里山公園では、先着200名様のみですが、藍那の風習を振舞われました。
今年は、おもちのふるまいだけでなく、ピザのふるまいも行われ、大人気でした。
焼け待ちの行列ができ、スタッフは大忙しです。
神戸市造園協力会は、売店「里山ホットドリンク」の販売、とんど焼きの、たき火の管理など
で協力しました。ホットドリンクは、公園で採れたショウガを使ったショウガドリンクをのほか、カリン、ユズ、カルピス等販売し、大好評でした。
他にも、たき火の管理などいろいろと役員の皆様にはご協力をいただきました。
一日大変でしたが、お疲れ様でした!
市民団体のみなさまの売店やむかしあそび、ドングリを使った工作なども人気で、お客様も市民団体のみなさまも楽しく過ごせた「あいな初まつり」でした。
青空の下、いつもの静かな公園と違って賑やかな一日でした。
あいな里山公園 植物管理課 田中