一般社団法人神戸市造園協力会
あいな里山公園

「大暑」の頃、あいな里山公園でも夏真っ盛りを、額に流れる汗とともに感じています。

さて、白拍子の家の庭先を、あやめ垣と鉄砲垣を組合せた竹垣と、低木の植栽でリニューアルしました。

 

四季を通じて棚田に佇む里山の古民家の雰囲気を楽しんでいただけるようになりました。

 

秋の七草でありますキキョウとカワラナデシコが咲き始め、
いよいよ「立秋」が近づいていますが、暑さはまだ続きそうです。
少しでも暑さ払いができますように、長屋門では打ち水代わりの「ハスシャワー」で、
ささやかな涼を感じていただけるようにしています。

 

 

24節気では、「夏至(げし)」を迎え、これから夏の盛りへと暑さが日に日に増していきます。
あいな里山公園では、7月2日、3日に「あいな里山 夏フェスタ2022」の開催が予定され、
人気の「やまもも摘み体験(事前申込)」も予定されています。

写真の赤い実がヤマモモの果実です。
ヤマモモとは、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹で、果実は甘酸っぱくてジューシー
な味ですが、傷みやすいため市場にあまり出回っていない「レアな果実」です。

藍那地域では、ヤマモモの木がたくさんあります。かつては田んぼ作業の合間の
おやつや水分補給のためヤマモモの実を食べていたそうです。
また、摘みとったヤマモモの実を夏の便りとして親せきや知人に贈る習慣もあったそうです。
ヤマモモはかつての藍那地域に欠かせない果物だったのでしょう。

写真の植物は「ササユリ」です。野草の中では圧倒的に華やかで人気の高い花です。

市民団体が管理している野草園をはじめ園内では、昨年より多くのササユリが咲き、6月中旬の
開花ピーク時には、写真撮影や観察などをして、たくさんの方に楽しんで頂けました。

 

さわやかで過ごしやすい気候になりました。
24節気では、そろそろ「芒種(ぼうしゅ)」を迎え、いよいよ田植えの季節です。
あいな里山公園では、田植えの準備が進められ、
水が入った田んぼの周りではカエルたちが合唱しています。

 

公園には19枚の水田があり、そのうち17枚の水田において、
プログラムや市民団体、学生や管理センター等により田植えが行われます。
田植えは6月16日まで行われる予定です。
また、5月28日・29日・6月4日・5日は「田植えまつり」が開催されます。

田植えまつりでは、「田植え体験(事前申し込み)」が行われています。
写真は5月29日の様子です。

 

この田植え体験は、事前申し込みのプログラムですでに定員いっぱいです。。。
興味のある方は来年申し込んでみてくださいね!
田植えを見ることはできますので是非ご来園ください!

28日には、田植え唄に合わせて早乙女による実演が行われました。
早乙女とは、田の神様に豊作を祈り、花笠姿で田植えをするならわしのことです。
今年も、病虫害に負けず、いい稲に育ちますように!

 

GWの里山を楽しもうに向けての植物維持管理

 

あいな里山公園の4月は、サクラやツツジの開花リレーや新緑でとても華やかです。
右側の写真の花はモチツツジです。藍那地域では「もちばな」と呼ばれ、
この花が咲くころ苗代に水を張り、種もみをまいて田植えに備えていたそうです。

  

 

あいな里山春フェスタ GWの里山を楽しもう(4月29日~5月5日)に向けて、
作業班による植物維持管理作業が4月25日から28日まで実施されました。
里山の自然が特徴の本園は、野草も楽しめるように維持管理をしています。

  

 

水田では、水を張る準備が進められ、
畑では、トウモロコシ等の夏野菜の植付けが始まっています。
着々と季節の巡るあいな里山公園をぜひ楽しんでください。

   

 

あいな里山公園では、1月13日に「あいな初まつり」のメインイベントである、とんど焼きが開催されました。
とんど焼きは、二十四節季七十二項の、小寒 次項 水泉動く(スイセンうごく)にあたる時期に催される伝統的な行事です。

とんど焼き

家々に1年の実りと幸せをもたらすために、高い山から降りてくると考えられている
新年の神様「年神さま」、正月には、年神さまを心から歓迎するため門松やしめ飾り、鏡餅を飾りします。正月飾りはお迎えの為のものなのでいつまでも出しておくものではありあせん。役目を終えた正月飾りや門松は、「とんど焼き」で燃やして、年神さまを天へお送りします。

とんど受付
太鼓

神戸鈴蘭台高等学校 和太鼓部「をとこ組」による、太鼓の演奏がとんどを盛り上げ、火入れ式が始まります。とんどの受付では、役員のみなさまにご協力いただきました。

今年の漢字
とんど焼き 2

火入れ式では,あいなの今年の漢字がお披露目されました。今年の漢字は「楽」です。
昨年は震災や豪雨等日本各地で大変な一年になりましたので、今年は楽しいことがありますようにと選ばれました。多くの方に公園で楽しく過ごしていただきたいです。
点火は、公園に来てくれた子供たちも一緒に行いました。大きな炎で迫力満点でした!
燃やした後の灰を持ち帰られる方もおられます。

書道 2
書道1

今年は、書道アーティスト岡本晃典(おかもとあきのり)さんによる、書道パフォーマンスが行われました。棚田の真ん中で、巨大筆を用いて、今年の一文字「楽」を描いていただきました!お客様は棚田を囲んで書道パフォーマンスを楽しみました。

とんどおもち1
とんどおもち 2

藍那地域では、割ったメダケにおもちを挟んで、その火で焼いて食べ、五穀豊穣、
無病息災を祈るならわしがあります。
あいな里山公園では、先着200名様のみですが、藍那の風習を振舞われました。

ピザふるまい
ピザふるまい2

今年は、おもちのふるまいだけでなく、ピザのふるまいも行われ、大人気でした。
焼け待ちの行列ができ、スタッフは大忙しです。

ホットドリンク売店
たき火管理

神戸市造園協力会は、売店「里山ホットドリンク」の販売、とんど焼きの、たき火の管理など
で協力しました。ホットドリンクは、公園で採れたショウガを使ったショウガドリンクをのほか、カリン、ユズ、カルピス等販売し、大好評でした。
他にも、たき火の管理などいろいろと役員の皆様にはご協力をいただきました。
一日大変でしたが、お疲れ様でした!

他の売店
むかしあそび2
むかしあそび1
野草くらぶドングリ
古民家周りの賑わい

市民団体のみなさまの売店やむかしあそび、ドングリを使った工作なども人気で、お客様も市民団体のみなさまも楽しく過ごせた「あいな初まつり」でした。
青空の下、いつもの静かな公園と違って賑やかな一日でした。

あいな里山公園 植物管理課 田中

 

 平成30年、年が明け神戸市造園協力会の活動もスタートしました。
初活動はあいな里山公園「あいな初まつり」にて警備応援と売店出店です。
この日のメインイベントはとんど焼きです。園内の竹林より伐採した竹を組み、
入園者より持参いただきました書初めや正月飾りをつけて無病息災・五穀豊穣を
祈念し勢いよく燃やします。 

 もちろん当協力会は益々の発展と会員企業の安全作業を心底に秘め
参加しています。

 さて1月14日(日)は晴天の空のもとAM9:30に長屋門前集合です。
この日集まった会員は総勢12名です。一様に普段着慣れた作業着から
防寒具を身にまとい、会長挨拶そして植物管理課課長より実施説明を受けて
役割分担し、各々持ち場につきます。

 瞬く間に入園者が増えます、はやく暖をとってほしいとロケットストーブで
お出迎えします。

 こちらは売店の模様です。販売させていただきましたのは手作りの
「里山ホットドリンク」です。人気のドリンクは売切れるほどの盛況ぶりで
90杯売りました!会長も終始笑顔です。

 こちらはとんど焼き受付の模様です。燃やしたい正月飾り等から金具や
ビニールの燃えないもの燃やしてはいけないものを取り外します。
多くの入園者が次々お持ちになられます。

 AM10:30になりました、火入れ式の模様です。
先ずは学生たちによる和太鼓の演奏で威勢よくはじまります。
いよいよ火入れです。種火には阪神淡路大震災の希望の灯を使います。
火は竹組みを駆け上がり、近くにいると熱感を肌で感じます。
全てを焼き尽くし、無事に「よい年にしましょう!」と想いを祈念できました。

この日はとんど以外にも各種イベントをたくさんおこなっています。
少しはなれた交流広場でも我々はお手伝い「栗のつかみ取り」です。
既に栗は完売していますがイベントを最後まで盛り上げます。
このように終始「あいな初まつり」を様々な側面より盛り上げることができました!

結びに平成30年も神戸市造園協力会は本業にはとらわれなく、各種事業へ
積極的に参加参画を進めます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

神港農園芸株式会社 大森基樹

 

あいな里山公園では、実りの秋の収穫祭「里山フェスタ~あいな
の秋を楽しもう!~」を9月22日(木祝)~10月23日(日)に開催します。

稲や栗、イモ、秋野菜などの収穫、秋の自然観察・生きもの観察、
ものづくりなど様々なプログラムを行いします。

また、最後の2日間は”第17回あいな里山まつり”を開催!
ステージイベントや様々な飲食ブースも出店します!
ぜひ遊びにお越しください。

詳細はチラシやあいな里山公園ホームページをご覧ください!

http://kobe-kaikyopark.jp/

 

チラシはこちら>>里山フェスタ案内状

 

 去る5月28日(土)神戸市は北区山田町藍那、神戸市立しあわせの村に隣接して国営明石海峡公園、神戸地区 あいな里山公園がオープン致しました。

 

開園式典
 開園式典
 明石海峡大橋を挟んで、淡路地区には「海辺の園遊空間」をコンセプトに
一年中花と緑が楽しめる公園があり、今回オープンした神戸地区のあいな里山公園は「里地里山文化公園」をコンセプトに、里地里山の多様な自然を保全しながら、自然の中での暮らしや文化を楽しめる体験メニューでおもてなしをする公園ということで、沢山の関係者方々の長年の祈願が叶い、この日を迎えました。当神戸市造園協力会も、4月から実質の植物管理が始まり、このオープンまで、選抜された12社の会員企業から各3~5名、1日40名ほどが、ほぼ毎日、山間の荒地を草刈りし、危険木を剪定撤去するなどしてこの日までに間に合わせました。

 

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作業社員5 作業写真6
作業写真7 作業写真8
 開園式典では、国交省の事務次官の方、井戸兵庫県知事、久元神戸市長をはじめ、沢山の議員の方々や、地元関係者の方々と神戸鈴蘭台高校の太鼓演奏のなか、盛大に執り行われ、式典終了後には、早乙女田植えのデモンストレーションや地元収穫の材料を使用した茶店なども開かれ、和やかな初日となりました。

 

国交省事務次官 井戸兵庫県知事
技監(国交大臣代理) 井戸兵庫県知事
 久元神戸市長  辻本所長事業説明
久元神戸市長 辻本所長事業説明
テープカット クス球割
テープカット クス球割
神戸鈴蘭台高校 和太鼓演奏1464651806448 早乙女田植え風景
神戸鈴蘭台高校 和太鼓演奏 早乙女田植え風景
 白拍子(しらべし)の家と呼ばれる古民家周りには、竹で作った清水落としや縁側や入口の活けこみ、坪庭などで里山ならではのおもてなしを演出。

 

竹の清水落とし1 竹の清水落とし2
竹の清水落とし 竹の清水落とし
  坪庭 桔梗や紫陽花の寄植
箱庭 桔梗や紫陽花の寄植
 また、オープニングイベントとして企画されたKISS FMの公開収録番組には、当公園の高畑園長と共に、当協力会の会長、東が出演し、公園と特徴と開園までの経緯、来園への呼びかけなど、しっかりPRさせていただきました。飛び入りで、近くまで鹿も見にきておりました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
KISSFMインタビュー
 こうして、当神戸市造園協力会も、相楽園、須磨離宮公園、しあわせの村日本庭園に続き、このあいな里山公園をお世話させて頂く事になり、より一層、お客様目線で改善を続けていけるよう努力しなければならないと考えております。どうぞ、当協力会に関わる関係者の皆様のご協力、叱咤激励をよろしくお願い申し上げます。

 

新年度の始まり、4月1日(金)国営明石海峡公園神戸地区(あいな里山公園)の
神戸地区管理センターの開所式が執り行われました。
国事務所より辻本所長様をお迎えし、開所にあたりご挨拶を頂戴し、高畑園長より決意表明が行われました。
開所式 開所式2
大きな誘客施設はありません。しかし、あいな里山公園では私たちが忘れそうな
人々の営みが体験できます。スローライフや心の豊かさが叫ばれる昨今ですが、
大都市圏にありながら、ゆったりと時間が流れる あいな里山公園で昔ながらの
田園風景、農業体験を一人でも多くの方に楽しんでもらいたいと思います。

開園は5月28日(土)です。これから開園へ向けておもてなしの心を忘れず、
準備を進めてまいります。開園日には一人でも多くの方のご来園をお待ちしています。
尚、開園イベント情報や開園後の情報発信など、下記のホームページで行います
ので、ブックマークをお願いします!

あいな里山公園 公式ホームページ http://kobe-kaikyopark.jp/

 

国営明石海峡公園、昨年淡路花博15周年を記念した花みどりフェアのイベントも開かれ、またたくさんのお客様が来園されました。
この国営明石海峡公園には、花博会場となった淡路島の淡路地区に加えて神戸地区として、神戸しあわせの村のお隣、神戸市北区藍那にもうひとつの公園が存在します。
あいな里山パンフ
あいな里山パンフ
それが「あいな里山公園」。日本の里山農村風景をそのままに、自然の中で田植え、稲刈り、炭焼きなど、日本の昔ながらの暮らしが体験できる公園で、本年、5月28日にいよいよグランドオープンします。
あいな里山マップ
あいな里山マップ
この度、淡路地区は(公財)兵庫県園芸・公園協会、(一社)兵庫県造園建設業協会、 この「あいな里山公園」を(公財)神戸市公園緑化協会、神戸市造園協力会が担当する4者共同企業体を結成し、民間競争入札にて落札することになりました。
公園の運営管理の中で当協力会の主な業務は植物管理。
田畑の管理は地元NPOとの協力により作付け育成を行い、柑橘や桃などの
果樹も育成、そして何よりも、自然いっぱいの里山の中へお客様を迎えるための景観作り=草刈りが主な業務になります。
あいな里山写真1
あいな里山1
しかしながらこの草刈り、田畑の畔や園路沿いには、藍那ならではの貴重種が点在し、これらを保護育成しながら、また新たな里山風景を作り出す植栽を施したり、山間の地形で視界に入る林地内の草刈り、畔勾配の急な場所の草刈りなど、質、量共にかなり難度の高い業務が存在します。
あいな里山2
あいな里山2
そこで先日、当協力会の会員に向けて、このあいな里山公園の植物管理業務の現場説明会を実施しました。
参加企業は23社。現場の地形、作業頻度、安全対策の難易度など、広い視点で作業イメージを膨らませ、如何に管理していくかを参加者で検討しながら現地を回りました。
1芝生広場 2かんきつ山
芝生広場 かんきつ山
3白拍子棚田 4相談ヶ辻の家
白拍子棚田 相談ヶ辻の家
5サンデン花の谷 6駐車場近辺
サンデン花の谷 駐車場付近
7遊びの森 8しあわせの村口
遊びの森 しあわせの村口
写真のように、現場のポイント毎に作業範囲、季節毎の状況説明、発注者からの要望なども交えながら、熱心に遣り取りしました。

そして最後に、現地管理棟にて詳細説明と再確認した後、当あいな里山公園に協力会として専属従事する担当者3名を紹介して、4月から始まる新規事業へ決意を新たに致しました。

9事務所にて詳細説明 10現地担当者紹介
事務所にて詳細説明 現地担当者紹介
相楽園の指定管理者に始まり、須磨離宮公園指定管理業務、しあわせの村(日本庭園)の業務委託に続き、この国営明石海峡公園(あいな里山公園)の運営維持管理業務と、すこしづつ業務範囲が広がってきました。
今後も、広く皆様の期待に応えられる団体として努力を重ねたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。