
立秋(りっしゅう)を迎えた朝のことを「今朝の秋(けさのあき)」といいます。
まだまだ暑い盛りですが、それでも吹く風や空に浮かぶ雲に秋の気配が
感じられるころになりました。

眺望写真は、藍那地域で最も見晴らしがよく、
古くから「盆処(ぼんど)」と呼ばれている山の上あたりから撮影したものです。
公園では「盆処の丘(ぼんどのおか)」と呼んでいます。
ここから西の方角を眺めると、
右側に雄岡山(おっこうさん)と左側に雌岡山(めっこうさん)を一望することができます。
かつて藍那集落の人々は、お盆の仏様をここでお迎えして西方を拝み、
お供え物を土に還し供養したそうです。

少し湿った園路沿いに咲くこの花は「ミソハギ」です。
ミソハギはお墓やご仏壇に供える盆花として知られている植物です。

二十四節気では「穀雨(こくう)」を迎えました。
穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのことです。
春の陽気に包まれたこの時期は、多くの花や生きものが観察できます。

写真の植物は「キジムシロ」です。畦畔に生育する春の花です。

「シロバナウンゼンツツジ」も開花のピークを迎えました。

ツツジ類の開花リレーもアンカーの「モチツツジ」へバトンが渡されました。

こちらは「アリマグミ」です。花が咲くととてもいい香りが漂います。
有馬の名の付くこのグミは、神戸市有馬付近で発見され牧野富太郎博士によって名付けられたそうです。

水田周辺の水路や水の溜まった湿地では、メダカの学校や

おたまじゃくしの学校が開校されていました。
この時期は、たくさんの里山の植物や生き物が楽しめます♬

二十四節気の「立春(りっしゅん)」が過ぎ、ますます園内も春めいてきました。
早春の草花を迎えるための草刈りも終わり、園内はすっきりと気持ちがよいです。

水路では、早春に産卵するニホンアカガエルの卵がどんどん増えています。

田んぼの畦(あぜ)には、春の七草のひとつである「ごぎょう(ハハコグサ)」が見られました。

春の七草は、「せり、なずな、ごぎょう(ハハコグサ)、はこべら(ハコベ)、
ほとけのざ(コオニタビラコ)、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)」の七つの野草・野菜のことです。
(写真には8鉢ありますが、7鉢が「春の七草」、1鉢が「春の七草そっくりさん」を展示しています。)
春の陽気の中、あいな里山公園でのんびりしてみてはいかがでしょうか。
二十四節気の「冬至(とうじ)」を迎え園内は一段と冬らしくなりました。
少し早いですが豪華な新春門松を茅葺古民家などに飾り、新年を迎えようとしているあいな里山公園です。

新年早々よりあいな里山公園では、冬の一大イベント「あいな里山冬フェスタ」が開催されます。
1月2日(月・祝)から1月9日(月・祝)は、ガラポンくじ引きや昔遊びおもちゃの貸し出し等がございます。
1月7日(土)は、阪神・淡路大震災1・17に向けて竹灯明台づくりを開催します。

※写真は昨年のとんど焼きの様子です。
1月9日(月・祝)は、メインイベントのとんど焼きが開催れます。
ぜひ、あいな里山公園で、無病息災・五穀豊穣を祈り良い年にしましょう!
※詳しくは、あいな里山公園までお問合せください。