二十四節気では「冬至(とうじ)」を迎えました。
冬至とは、一年でもっとも昼が短く、夜が長いころのことです。
公園では、湿地の水面が凍るなど、冬の寒さを感じられるようになりました。
写真は、白拍子の家です。新年を迎える新春門松を設置しました。
写真は、春の七草のひとつ「ナズナ」です。別名「ペンペングサ」といいます。
畑のまわりに咲いています。かつては冬の野菜として若苗を食用にしたそうです。
写真は、「ホトケノザ」というシソ科の植物です。春の七草のホトケノザとは別物です。
葉の形が「仏様の乗っている台座」に見えることから名付けられました。
ちなみに、春の七草のホトケノザはコオニタビラコというキク科の植物を指します。
二十四節気では「小雪(しょうせつ)」を迎えました。
あいな里山では木々の葉が落ちはじめ、冬の兆しを感じます。
この時期の昼間はそれほど冷え込まず、ときには春のように暖かな日になることがあります。
このような日を「小春日和(こはるびより)」といいます。
写真は、「リュウノウギク」です。晩秋から初冬に咲き、葉を揉むと樟脳(しょうのう)のような香りがします。
写真は、「アキグミ」の赤い実です。たくさん実がなっていて野鳥も喜んでいることでしょう。
田んぼの周りの「ススキ」には、スズメがたくさん。
古民家の軒下には、里山の冬のおやつ「干し柿(ほしがき)」が吊るされています。
立秋(りっしゅう)を迎えた朝のことを「今朝の秋(けさのあき)」といいます。
まだまだ暑い盛りですが、それでも吹く風や空に浮かぶ雲に秋の気配が
感じられるころになりました。
眺望写真は、藍那地域で最も見晴らしがよく、
古くから「盆処(ぼんど)」と呼ばれている山の上あたりから撮影したものです。
公園では「盆処の丘(ぼんどのおか)」と呼んでいます。
ここから西の方角を眺めると、
右側に雄岡山(おっこうさん)と左側に雌岡山(めっこうさん)を一望することができます。
かつて藍那集落の人々は、お盆の仏様をここでお迎えして西方を拝み、
お供え物を土に還し供養したそうです。
少し湿った園路沿いに咲くこの花は「ミソハギ」です。
ミソハギはお墓やご仏壇に供える盆花として知られている植物です。