一般社団法人神戸市造園協力会
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二十四節気ではもうすぐ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。
あいな里山公園では稲刈りも始まり、秋の深まりを感じられるころになりました。

写真は刈り取った稲を天日で干している様子です。
稲木(いなぎ)という田んぼの中に竹を組んで作った物干し竿のようなものに、
刈り取った稲をかけて10日ほど乾燥させます。
乾燥させることで、保存時の風味の悪化、腐敗、発芽、カビの発生等を防いでいるそうです。

田んぼや畑の畔ではヒガンバナが少しずつ顔を出しています。
もうすぐ満開のヒガンバナが見られそうです。

 

立秋(りっしゅう)を迎えた朝のことを「今朝の秋(けさのあき)」といいます。
まだまだ暑い盛りですが、それでも吹く風や空に浮かぶ雲に秋の気配が
感じられるころになりました。

眺望写真は、藍那地域で最も見晴らしがよく、
古くから「盆処(ぼんど)」と呼ばれている山の上あたりから撮影したものです。
公園では「盆処の丘(ぼんどのおか)」と呼んでいます。
ここから西の方角を眺めると、
右側に雄岡山(おっこうさん)と左側に雌岡山(めっこうさん)を一望することができます。
かつて藍那集落の人々は、お盆の仏様をここでお迎えして西方を拝み、
お供え物を土に還し供養したそうです。

少し湿った園路沿いに咲くこの花は「ミソハギ」です。
ミソハギはお墓やご仏壇に供える盆花として知られている植物です。

 

二十四節気では、もうすぐ「大暑(たいしょ)」を迎えます。
大暑とは、一年でもっとも暑い真夏のころのことです。

公園では、秋の七草の「キキョウ」と、

「カワラナデシコ」が咲き始めています。
秋の七草とは、夏から秋にかけて咲く七つの野草のことで、
「ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ」を指します。
万葉集に収録された、山上憶良(やまのうえのおくら)の短歌が由来とされています。

 

その他にも「オニユリ」が、今が見ごろのピークを迎えています。

 

 

二十四節気では「夏至(げし)」を迎えました。
夏至とは、一年でもっとも日が長く、夜が短いころのことです。

写真の実は「ヤマモモ」の果実です。だんだん色付いてきています。
ヤマモモとは、ヤマモモ科ヤマモモ属の常緑樹で、赤い果実は甘酸っぱいあいなの夏の味覚です。

藍那地域では、農作業の合間のおやつや水分補給として重宝されていたそうです。
7月1日(土)・2日(日)には、「あいな里山夏フェスタ2023」が開催され、
「やまもも摘み体験」も行われます。
詳細は、あいな里山公園のホームページをご確認ください。

 

二十四節気では「小満(しょうまん)」を迎えました。
小満とは、万物がしだいに成長し、満ち満ちていくころのことです。

写真の植物は「カキ」の花です。たくさん花をつけています。今年はなり年なのでしょうか。

「クリ」は、もうすぐ花が咲きそうです。秋の味覚のカキもクリもこの季節に花が咲きます。

国蝶「オオムラサキの幼虫」も成長しています。もうすぐ蛹になりそうです。

子どもたちも、生きものや里山の自然に触れて楽しんでいただいています。

 

二十四節気では「穀雨(こくう)」を迎えました。
穀雨とは、たくさんの穀物をうるおす春の雨が降るころのことです。
春の陽気に包まれたこの時期は、多くの花や生きものが観察できます。

写真の植物は「キジムシロ」です。畦畔に生育する春の花です。

「シロバナウンゼンツツジ」も開花のピークを迎えました。

ツツジ類の開花リレーもアンカーの「モチツツジ」へバトンが渡されました。

こちらは「アリマグミ」です。花が咲くととてもいい香りが漂います。
有馬の名の付くこのグミは、神戸市有馬付近で発見され牧野富太郎博士によって名付けられたそうです。

水田周辺の水路や水の溜まった湿地では、メダカの学校や

おたまじゃくしの学校が開校されていました。

この時期は、たくさんの里山の植物や生き物が楽しめます♬

 

昼と夜が同じ長さになる春分を迎えたあいな里山公園です。
園内は春うらら、春の陽気が漂っています。

園内の草地では、ツクシがたくさん顔を出しています。

里山美林地区では、コバノミツバツツジの開花が見られました。
コバノミツバツツジ、ヤマツツジ、モチツツジの開花リレーが始まります。
植物や生きものたちが動き出した、のどかな春の里山をお楽しみください。

 

二十四節気の「立春(りっしゅん)」が過ぎ、ますます園内も春めいてきました。
早春の草花を迎えるための草刈りも終わり、園内はすっきりと気持ちがよいです。

水路では、早春に産卵するニホンアカガエルの卵がどんどん増えています。

田んぼの畦(あぜ)には、春の七草のひとつである「ごぎょう(ハハコグサ)」が見られました。

春の七草は、「せり、なずな、ごぎょう(ハハコグサ)、はこべら(ハコベ)、
ほとけのざ(コオニタビラコ)、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)」の七つの野草・野菜のことです。
(写真には8鉢ありますが、7鉢が「春の七草」、1鉢が「春の七草そっくりさん」を展示しています。)
春の陽気の中、あいな里山公園でのんびりしてみてはいかがでしょうか。

 

二十四節気の「大寒(だいかん)」を迎えました。
一年でもっとも寒さが厳しい時期のことです。
日はしだいに長くなり、春へ向かう時期でもあります。

園内では、ウメの花が少し咲きだしました。
まだ見ごろではありませんが、小さな春の兆しを感じることができました。
ウメの見ごろは、2月中旬ごろからです。

これから春に向かうにつれて、ニホンアカガエルが水路に産卵したり、
ツクシやフキノトウが顔をだしたりと里山の生きものたちが動き出します。
あいな里山公園で「小さな春」を探してみてはいかがでしょうか。

 

二十四節気の「冬至(とうじ)」を迎え園内は一段と冬らしくなりました。
少し早いですが豪華な新春門松を茅葺古民家などに飾り、新年を迎えようとしているあいな里山公園です。

新年早々よりあいな里山公園では、冬の一大イベント「あいな里山冬フェスタ」が開催されます。
1月2日(月・祝)から1月9日(月・祝)は、ガラポンくじ引きや昔遊びおもちゃの貸し出し等がございます。
1月7日(土)は、阪神・淡路大震災1・17に向けて竹灯明台づくりを開催します。

※写真は昨年のとんど焼きの様子です。

※写真は昨年のとんど焼きの様子です。

1月9日(月・祝)は、メインイベントのとんど焼きが開催れます。
ぜひ、あいな里山公園で、無病息災・五穀豊穣を祈り良い年にしましょう!

※詳しくは、あいな里山公園までお問合せください。